為末がワイルドになって合同練習に現れた。急に後ろ髪が伸びて、荒武者のようだ。本人は照れながらエクステンションを付けたと種明かしをした。日本陸連の高野進強化委員長に「落ち武者にならないように」とからかわれたが、侍ハードラーはより勇ましくなった。
18日に美容院RAIZ(東京・青山)のカリスマ美容師、木村文一氏に世界選手権仕様の髪形を相談したところ、野武士をテーマにしようと意気投合。腰まで長いエクステンションをカットしてもらい、たてがみのような新ヘアスタイルを完成させた。
為末は「勝負ヘアです。速そうなものが好きなので、スピード感があるように見えるでしょ」と笑った。母国開催の世界舞台で外国勢を迎撃。金メダル候補のカーターら米国勢は強敵だが、荒々しいヘアスタイルと激走でサムライ・スピリットを見せつける構えだ。
既に多方面から注目されている。24日発売のライフスタイル誌「Invitation」(ぴあ)と「GQ」(コンデナスト・ジャパン)の表紙を飾ることになった。トップアスリートといえども、政治経済も扱う一般誌の表紙に起用されるのはまれ。陸上界の広報部長として競技普及に務め、東京ストリート陸上を開催と、本業以外にも株式投資などマルチな才能を発揮する為末の知名度ゆえの抜てきだ。
注目度が高まる中、世界選手権3個目のメダルを狙う。腰に張りがあるが、05年大会前のような状態に仕上がりつつある。男子400メートル障害は開幕の25日に1次予選、決勝は28日。「人生で1番興奮する瞬間を、大阪で味わいたい」と待ち望んだ。
※ご応募の際「シザーハンズを見た」とお伝え下さい。